style-quotient.com-トラポーター16132061
「初(はつ)じゃない? こんなの」「ああ」「元旦でさえ半数以上は集まったのにね」「引っかかるなあ。なーんか引っかかる……」ダコタバッグ
「こっちもだ。俺のほうも、誰も覚えてなかった。これは……陰謀の匂いがするぞ」「馬鹿いうなよ。僕らが示し合わせて王様を騙してるって? 冗談じゃない」ポータークラシック
「電話では、みんなニュウちゃんのこと知らないって言ってたよ。まあ、田中ニュウを知ってるか、《魔女》を覚えてるか、しか聞いてないから、他の要素で覚えてる、知ってるって奴もいるかもだけど」parker 万年筆
王様はじっと僕の目を見つめた。赤くなったままの目で。なあ、と彼は言った。「まだ確かめる方法があると思わないか?」dakota ダコタ
そうなるはずだった。 いつもなら。 「……すげえな。全員が来れないなんて、珍しいこともあるもんだ」ワールドポーター
「わかったよ。聞けばいいんでしょ」「わりいね」 王様はへらりと笑った。仕事に関係がありそうだから、帰りにこっそり聞こうと思っていたのだけれど。守秘義務にかかわる部分はぼかせばいいか。 僕は部屋の入口を振り返った。そこには金髪の美女がいる。今も当時も僕らの近くにいて、そして言葉を話せる、王様の守護霊――女神さんが。女神さん、と僕は言った。はい、と女神さんはこたえた。僕は訊ねた。「女神さんは当時のこと――三年前の夏休みのこと、覚えてますか?」http://www.style-quotient.com「そうじゃない。そうじゃなくて――なんつーか、俺たち全員、《王国》の全員が陰謀に巻き込まれてる感じっつーか……。俺の頭の中には、魔女のことも、親父さん、姉ちゃんのことも、今までどうして忘れてたのかわからないってぐらいに、はっきりと『ある』んだよ。あれが全部なかったことだなんて信じられないんだ。誰かが俺たちから《魔女》と田中一家に関する記憶だけをそっくり盗んだんじゃないかって、そんなことさえ思えるくらいだ」トラポーター「記憶を盗むなんて――」「ありえない、なんて言うなよ? 幽霊を見る奴がこうして目の前にいるんだ。ノーマルの俺には、ありえないとは思えねえよ」BALLYバッグ
僕には王様の言わんとしていることがわかった。僕はわざと大袈裟に溜め息をつき、はいはい、と言った。そうしてひらひらと手を振る。ポーター 財布
「僕んち行ってキャンプの写真見る? それとも誰かに画像送ってもらう?」「写真のことは電話で全員に聞いたよ。全員がしまった場所を思い出せないって言ってた。けど、それよりももっと簡単で、すぐにできる方法があるだろうよ」パーカー IM
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