標題:
確かに、城の書庫にも魔導書はあった
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作者:
jh45trjqafg
時間:
2014-7-11 08:44
標題:
確かに、城の書庫にも魔導書はあった
……あの日、そこまで溜めた結果がどうだったのかは、取り立てて言うまでもないが。「……まあいい、やろうぜ。驚いてるのはあんたらも俺も同じ。イーブンなら、構いはしないだろ?」http://www.transitionreleve.com 読もうにも解読は必須。読むため、身を守るための魔術品も必須。相応の時間も必須。それらを全て揃えられない王城では、水明は魔導書に手を出す事は出来なかったのだ。グッチ時計 もしやすれば向こうとはその常識も違うかと、危なくなさそうな物を一冊手に取ったがやはり解読は必要だったし、黎二や水樹がフェルメニアから魔法を習っていたあたり、こちらでも魔導書の定義は向こうと同じようなものと言えるだろう。
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そしてそれに加え、覚えきれないほどあるこの世界の常識の把握と、英傑召喚の儀に用いる召喚陣の解析に時間を取れば、結局こちらの魔術は体当たりでしか覚える機会がない。
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やりにくいのは仕方ない。これは最初にこの魔術を作った者の考え方のせいないのだから。 だが、言わずにはいられない。現代魔術師として。効率的でないと。何故この世界の魔法とやらは、知っていくにつれて穴ばかりに目立つのかと。
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あとは水明。純粋に未知の魔術戦に興味があったという部分もある。自分の知らない神秘を肝要とする彼にとって、新しい感動があるのではないかと期待したのだ。
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ならば、それを見て魔術を覚えようにも、覚えられる訳がない。通常魔術の初歩的な知識は師から教えられる非常識であるため、魔導書には記載されているはずもなく、それ以前に魔導書など開けば一見して訳の分からない記述があるばかり。物によっては精神を蝕む狂気の魔導書や、未知の魔術を掛けられる極めて危ないものすらある。
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それは何故か。当たり前だ。水明の世界の魔導書というのは、いわゆる奥義書を指すものだ。決して、魔術の初心者を一から魔術師にするための指南書や、見れば誰でも魔術が扱えるようになる手引き書きではないし、物によってはそれ自体が一つの魔術というものというタイプもある。
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……フェルメニアの時もそうであったが、水明はこちらの世界の魔術をまだ研究してはいない。いや、正確には出来なかったが正しいだろう。確かに、城の書庫にも魔導書はあった。あったが、それを読む事は水明には出来なかった。
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だから、水明は魔法の解明に勤めなかった。それを解読するのに永い時間を要するならば、この世界の成り立ちや、自然、伝承など魔術の根本となり得そうな事柄から把握した方が余程ためになると思ったから。
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