標題:
「やめろ俺……そういうことを考えるのは……」
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作者:
3259555hzf
時間:
2014-7-9 12:41
標題:
「やめろ俺……そういうことを考えるのは……」
ガイアスですら生き残ることができないような、そんな状況があるとしたら。 それはきっと、この前の山脈であったワイバーン相手の戦いのような、絶望的な状況に他ならないだろう。
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まるで、竜基達が生きていることを、歓迎していないかのように。「やめろ俺……そういうことを考えるのは……」
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「……極力、それは避けて戦いをしないとな」 兵家の常道……相手より多くの数で戦うこと。 北アッシアの状況から、それは今まで難しいことではあったが。シャルルの協力もあり、檄文に答える味方は多くいるのではないかと考えられる。 そうなれば、王都を包囲しての多方面作戦が展開できる他、北アッシアを中心とした戦闘網が完成される。「何も、問題はないはずだ」 何も問題はない。今の状況は、竜基には珍しく「万全」と思える環境にあった。 様々な兵法書に学んだ自分の知識に穴はない。そう信じて、竜基は背もたれから体を起こすと、筆を執った。 今日の仕事とて、そこまで終わった訳ではないのだ。 国名を考える以外にもすることは多い。 自分にできることを、一つずつ。そうでなくては、目前に控える大きな戦いに勝つことなど出来やしない。http://www.paulsmith.cagrownonly.com かぶりを振った。しかしながら、その可能性は拭えないのだ。「……自らの育った国を破壊し、新しい国を建てた」ボッテガヴェネタ 一つの、説明書きのフレーズを思い出す。「謎解きみたいにはなるが、順序が今やろうとしてることと逆だな。……もし。もしだ、俺たちがここで別の名前の国さえ建てれば、「国を立ち上げ自らの育てた国を破壊した」ことにならないか?」
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もしそうならば、先ほど名前が挙がった人間は全員死亡しているということにならないだろうか。 竜基の懸念は、しばらく前からそこにあった。
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歴史は変わっていないのか。実は自分は「魔剣戦記」に来たのではなく、元々「魔剣戦記で死亡するキャラクター」なのではないか。
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自分が魔剣戦記の中に入ってきたのであれば、今までのようにやればいい。 だがここ最近の流れを見るに、少々危ない場面がいくつも続いている。
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「……しかし、もし俺たちが居ても全滅という未来があるのなら」 それはいったい、どういう状況なのだろうか。
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だから、今回の建国の提案は、竜基にとっても一つの有り難いことだった。 もしゲーム設定の通りにすすみそうなのであれば、一つでも違うことが行えればいい。筋書きを変えることができれば、自分が上手く戦えている一つの根拠になる。
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