標題:
「カカッ、その名も捨てた
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作者:
jhgfyttTyy
時間:
2014-7-9 11:56
標題:
「カカッ、その名も捨てた
「どの道、魔装演武には出るんだ。どうせならアニキと特訓しながら行く方が有意義だろう?」 男らしく(女だが)腕を組み、ニヤリと笑うクオンに、俺は苦笑するしかなかった。
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海を眺められるように高い建物の屋根に腰掛けていたジャンの傍らに立ったのは、『時の魔女』と呼ばれ千年も前より姿の変わらぬ少女、ノルンだ。
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「お袋の仕事服だったらしいぜ?」 良い趣味をお持ちだお袋さん。 「まあ冗談は置いておくとして……弟子、か。戻る気は無いんだな?」
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◇ 「新たな仲間クオン・ヘレオットを加え、先代勇者ヤシロ・ユウの旅はまだまだ続く。……と、言ったところかな?」
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「お待ちしておりました、『時の魔女』様」 チラと視線だけ向けただけのジャンに、ノルンは笑みで返す。
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「カカッ、その名も捨てた。今の妾はただのノルンよ」 その幼い姿に似合わぬ物言いは彼女の普段の口調だが、ジャンはどうにも、その中に違和感を感じた。そもそも、傍らに立つ少女の纏う服こそが、普段とは大きく異なっていた。 「ただのノルン……にしては随分と仰々しい礼装ですな」 その服はエルフの装束とも、時の魔女としての装束でもなかった。 赤く染まったマフラーを首に巻き、緋色の鈍く光る鋼の軽装。 腰にはその小さな身体を軽く越す大きな剣が下げられていた。 所々傷が目立つ軽装や、くすんだ赤色のマフラー。だがその装備は、どんな煌びやかな服よりも彼女に合っていた。 その武具を纏った彼女のその姿、なんと威風堂々たることか。 まるで世界を救った小さな英雄のような姿だった。 そして真実、その姿こそが彼女の、原初の姿。 この世界を救い、世界に平和をもたらした初代の勇者の姿だった。http://www.gucci.webhousenatal.com リュートを弾いていた手を止めて、ジャンはクスリと笑った。 もはや遠く、ごま粒のように小さくなってしまった帆船に乗る友人の幸せを願い、ジャン・ジャック・ユースタスは笑った。マークバイマークジェイコブス 財布 その彼の背後に、人の気配が近づく。 「カカッ。随分と楽しげな旅路になりそうじゃのぅ、社の行く道は」
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遠くなり始めてはいるものの、今ならまだ泳いで戻れる。 チラとベ・イオの街を見て問うと、クオンは不敵に笑った。
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それは小柄な、いや、妖しげな雰囲気を漂わせているが、確かに幼女とも呼べる少女だった。 真紅の瞳に病的なまでに白い肌。地に触れる程の長い緑銀の髪を結い上げたその少女はジャンが、いや、勇も知る人物だ。
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