標題:
「はい」と言いながら、椿の母は、楸に何かを手渡した
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作者:
TupGSqYys
時間:
2014-7-1 16:30
標題:
「はい」と言いながら、椿の母は、楸に何かを手渡した
「バッチリ!もうプリントも終わっているわよ」「ホントですか!」 楸は思わず声を弾ませる。「はい」と言いながら、椿の母は、楸に何かを手渡した。
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――サンタさんに、申し訳ない事したかもな 風呂上がり、自分の部屋に戻ってきた椿は、ベッドの枕元をぼんやり眺めながら、そう思った。
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「お願いしていた件、どうなりました?」 楸が、そう控えめに訊くと、椿の母は、快活な明るい笑みを浮かべた。
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気持ちを込めて書き上げたサンタへの手紙は、枕元に置いた。 これで、自分の謝罪に気持ちは伝わるだろう。
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その椿の枕元には、真っ赤な靴下が置かれていた。その姿はまさに、現実でもなかなか拝めないマンガのような、サンタさんからのプレゼントを心待ちにしている子供だった。 その椿の写真を見て、楸は笑いだした。「ホントに信じてるよ、このバカ」「ねぇ。私も、まさかと思ったわ」 と椿の母も、我が子の愛らしいバカな様に、微笑を浮かべている。「サンタさんが本当にいたとしても、プレゼント貰える子供って年じゃないだろうが」「ねぇ。そういえば」と椿の母は言うと、ケータイを取り出した。「ケータイの方でも写真撮ったんだけど、要る?」http://www.diesel.szepablak.net 良かったら、返事の代わりにプレゼントを置いて行って下さい。 そう思いながら、枕元にコンビニで買ったお菓子が入っていた靴下を置き、椿は、十二月二十五日クリスマスの日の朝を迎える。激安サッカースパイク クリスマス当日の、夕方。「椿のお母さん」「あら、楸君。いらっしゃい」 楸は、椿には黙って、こっそり椿の家を訪ねていた。
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そうやってぼんやりと立ち尽くしていると、楸の言葉が思い出された。「サンタも、俺達天使のように世界中に支部を設けていて、実働隊以外にも、プレゼント調達係や、子供たちが欲しがっているプレゼントを把握する係なんてのもあるらしい。だから、ツリーに欲しいプレゼントを書いた紙を飾ったり、クリスマスよりも前から枕元にサンタ宛ての手紙を置いておいたりすれば、それで欲しいプレゼントを貰えるらしいよ」
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その楸の言葉を思い出すと、椿は動いた。 母に「ラブレターでも書くの?」と茶化されながらも貰った便箋を前に、ペンをとった。そして、子供の頃の純粋な気持ちを思い出しながら、サンタへの存在を疑ってしまったことの謝罪と、欲しいプレゼントのリクエストを、その紙に書いた。
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椿の母が楸に手渡したのは、写真だった。 その写真に写っていたのは、椿だった。ベッドに横になって寝息を立てている椿の写真。
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