標題:
バーキン エルメス
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作者:
fdusi2vbdt
時間:
2014-6-30 22:04
標題:
バーキン エルメス
「熟考を尽くしたのか。お主はフェニックス家当主となる存在……そんな単純に」バーンズの言葉を遮って、フェイは薄く笑った。
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「全く、誰も彼も、アッシュ君の気概に当てられてしまって。だがまあ……良いだろう」ニヤリと口元を歪めたバーンズは、アッシュを見つめた。「アッシュ君、本当に君は……この学院に吹く、新たなる風なのかもしれないな」「……?」理解できないとばかりに眉をひそめるアッシュに、バーンズは笑う。嗚呼、マークやエリザベスが言っていたことは本当だったと、彼は心の中で呟いた。彼は間違いなく宿している。この学院を変革しうる、偉大なる器を。ヴィクトリアとフェイ。個性的で考え方が真逆な二人を、束ねているのは間違いなくアッシュだ。(その器、その力。どう進んでいくのか、吾が輩にも見せてもらうぞ、アッシュ君)「よし!ならば吾が輩、エイドルフ・バーンズの名において、お主らをアルフヘイムへ向かう任務のチームとして、直々に推薦しよう。恐らくは他の教官からも同じように推薦されたチームが来るだろう。お主らはその者たちと戦う事になるだろうが……お主ら三人ならば、必ずや乗り越えられる」http://www.fs-seasonings.com「それが理由か?ならばやめておけ。こう言ってはアッシュ君に失礼だが、剣と命では重みが―――」「それだけじゃねえよ、バーンズ教官。俺は今、こいつに興味をもってる。俺の婚約者だったヴィクトリアを変えた唯一の男。そういう意味でなら、以前から興味はあった。だが、俺が今、こいつに興味があるのは……こいつのさっきの言葉が」キャスキッドソン バッグ―――『アイツ』と重なったからだ。フェイの脳裏に浮かぶのは、ひとりの少年。自分と同じ橙色の髪を生やした千年の英雄。
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だから、少しだけ着いていきたくなった。「……本気のようだな」フェイの瞳。そしてヴィクトリアの瞳を覗き込んだバーンズは、深いため息をこぼした。
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………リーオ・フェニックス。(アイツは、ノスタルジアを……フェニックスの『誇り』を守るために、敵と戦った)
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その在り方が、どこか目の前の少年と通じる部分があるように感じる。理由は分からない。だが、このアッシュ・セルヴェリアという少年は、リーオとどこか雰囲気が似ている。具体的にはいえなくとも、そう感じる。
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(アッシュ君………)彼の瞳を見て、ヴィクトリアは決意を決めた。「………バーンズ教官」「……む、なんだ?」
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「確かに。少し前……昨日までの俺なら、いや…違うな。さっきまでの俺なら、この依頼を受ける事はなかったろうな。だがな、俺はこいつの剣を治さなきゃならねえんだ」
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「俺は、この依頼を受けるぞ」沈黙に満たされていた一帯に、フェイの言葉は響き渡る。「俺は今回の依頼、受けるといったんだ」
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