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作者:
4211897ljz
時間:
2014-6-28 12:39
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そう、三人はとてつもなく画力に恵まれていなかったのだ。 中でも一番酷いのは陸で、何を描いても地球上に存在するかしないかの未確認生物みたいになっていた。
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「まぁ……やれることはやったしなぁ……」 三人が囲んでいる真ん中には一枚の絵……学校祭恒例の垂れ幕があった。
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「これ……ちゃんと人間に見えるか……?」 引きつった笑顔を陸は室内に居る他二人に聞いた。 その一人、中沢は同じ様な笑みで返す。
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ジャンケンに負けた運の悪い三人は乏しすぎる才能を尽くし、下書きを終えたのだった。 もう一人、鏡は胸を張って自信満々に言う。
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思いっきり開き直る彼らに鏡は釘を刺した。「馬鹿、認めるな。しょうがねぇだろ、俺たちが描いたんだから」
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第二百七十三話
時は過ぎて午後。 淡紅学園では全校学校祭準備に移っていた。 そんな中、本校美術室にて。
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しかし他二人も陸よりはマシ、と言うくらい酷かったのであえて突っ込まない。 息苦しい空気が流れる。 その原因は垂れ幕どうこうの問題だけではなかった。(やっぱり元気ない……) 陸はアホ毛を垂らしてしゅんとなりながら自分の隣を見る。 今日の鏡は明らかにおかしかった。 いつもの様に食って掛かってくることはないし、それ以前に目さえも合わしてくれない。 なんだかよそよそしい空気が二人の中にとけ込んでいた。「……」 陸と鏡、ついでに空気を呼んだ中沢までもが黙り込む。 その時、 ガラッ そんな空気を吹き飛ばす台風の様な少女が割り込んで来た。「どう? 進んでる?」 陸たち三人ははっとしてドアから見えるピンク色のアホ毛から瞬時に視界を反らし、絵を隠す。 その様子が気に入らなかったのか赤ずきんの格好をした姫がしゅたたっと駆け寄り一番軽そうな陸を引きはがそうと引っ張る。 しかし陸はしぶとかった。「やややっやや、やめろって!!」http://www.crocs.comparereplica.com「なにを言う。どこからどう見ても赤ずきんと狼とシンデレラと白馬の王子、海賊に見えるだろう」 陸達のクラスは鏡のクラスと合同で『童話喫茶』をやることになったのだった。アバクロ 説明するまでもないが、生徒が童話系のコスプレをしてお茶やケーキを持ってくるアレである。 その言葉に陸と中沢はぱぁっと明るくなった。
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「だよな、なんか臓器や肉片のかたまりみたいに見えるのも気のせいだよなっ」「そうそう、体つきがエイリアンみたいになってるのも気のせい、気のせい」
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