標題:
おっし隊長、それに大将も
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作者:
fdsrwkbery
時間:
2014-6-27 18:27
標題:
おっし隊長、それに大将も
だが―――「こんなの、手を出す隙すら無いじゃないか」 瞬く間に破壊されてゆく旧東京水没地域。
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流石に始祖ルーンを二つ持つ者に対しては単純な力では及ばないと理解しているが、それでも、緋織や美汐に敗北する事はないと自負していた。
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鱗では防ぎきれない攻撃力、あらゆる攻撃をいなし、相殺するその技量。そして、誰もが恐れる存在へと真っ直ぐに立ち向かうその精神。
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「何だよ、これは……」 彼には、己が最上位の術者である自覚があった。他の能力者を隔絶する力を持つ神話(ファーブラ)級、その中でも始祖ルーン能力者は、それを持たぬ者達に対して一線を引いた力を持っている。
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目の前にあるものは全て餌、その中で、自らには向かうだけの力を持つものを敵として認識する。故に、ニーズホッグにとって大神槍悟は最上位の『敵』であった。
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異常と言う言葉以外で表現する事が出来ないその男こそが、自らの『天敵』であると、ニーズホッグはただそれだけを本能で理解していた。
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徹の力でも、それをする事は可能だろう。だがそれは、あくまでその破壊を目的として能力を振るった場合のみだ。間違っても、ただの余波(・・・・・)で都市一つを破壊する事など不可能である。その圧倒的な、自らがそこに届く姿を想像する事すら出来ない力の差に、徹はただ呆然とそう呟いていたのだった。 * * * * *「いよっとぉ! おっし隊長、それに大将も! もうじき目的地に着くよぉ!」 麦香の無駄に気合の入った声に、涼二は甲板の上で小さく苦笑を漏らす。彼がいるのは船の最前部。その辺りで、縁に背を預けながら横目に前方を見つめていた。まだ若干遠い場所―――けれど、その彼方より伝わってくる強大なプラーナの気配は、今や神話(ファーブラ)級以外の者達にすら感じ取れるほどに近付いてきていた。この圧力の中、いまだに調子を変えず船を操っている麦香の姿に、涼二は若干の感嘆を覚える。http://www.fs-seasonings.com「堕ちろ、我が宿敵よッ!」『GAAAAAAAAッ!』 目の前の敵をただ倒すため―――二つの力は、全てを忘れて荒れ狂う。エルメス バッグその様を、破滅を振り撒く二つの暴風を成す術無く見つめながら、徹は僅かながらに独りごちる。《雷神の槌(ミョルニル)》を握り締める手を―――恐怖か、或いは羨望か―――僅かに震わせながら。
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『OOOOOOOoaaaAAAAAAッ!!』 しかし、本能だけの獣が相手の感情を理解する事は無い。
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