標題:
しゃしゃ
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作者:
gewkwgwey
時間:
2014-6-27 18:27
標題:
しゃしゃ
最初は川にでも行くのかと思ったが進んでいく方面に川は流れていないはずなので、二百年の間に地形が変化していない限りはその可能性も低かった。
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ハイエルフであるシュベルスには語りかけてくる精霊の声が聞こえ、姿も見る事ができた。だがこの先に何があるのかについては、予めエッセバに口止めされているのだろう、微笑むだけで教えてはもらえない。
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それに何故か、代えの衣服や下着、身体を拭う為の長布などを入れた袋を全員が持っている。 かくいうシュベルスもエッセバから同じような袋を持たされ、肩に担いでいた。
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(なぜ皆こんなにも気を抜いている? それに何かを楽しみにしているような、浮ついた様子なのは何故だ。予めモンスターを狩り尽くしているのか?)
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そして外敵に対する備えは当然だ。そうしないとモンスターに襲われて喰われてしまうだろう。 だが目の前のそれは、普通とは備えの桁が違っていた。 周囲に張り巡らされた外敵を阻む防衛兵器は目立つものだけでも外縁部から、無数の逆茂木(さかもぎ)、逆茂木を避けて通るルートに隠されたリリウム、空堀と水掘という二種の環濠、地面から屹立した高さ八メルトル横幅三百メルトルはあるだろう巨大な岩壁、そして岩壁の上にやや外にはみ出した木造の何かが設置されている、となっている。 シュベルスは岩壁の上に設置されているそれが何なのかは分からなかったが、それは藉車(しゃしゃ)と呼ばれる物で、城壁に取りついた敵兵の頭上から木石や熱湯を落とす為に考案された代物だった。http://www.fs-seasonings.com「何処に行くのですか、兄上」「秘密、にしていた方が面白いから、秘密だ」 悪巧みしたような笑みにそう言い添えるだけだったので、途中からはシュベルスも聞きだすのを諦め、黙々と後に続いた。d&g 腕時計 それがどれほどの時間続いただろうか。 最初は気のせいかと思っていたが、林道を進めば進むほど、次第に大森林中に広がっている精霊達の気配がより濃くなっていった。
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再度訪いかけるが、またも秘密と言われた。 エッセバの対応にいい加減苛立ちを覚え始めたシュベルスだったが、しかし唐突に途切れた樹木の境にて、それを見た。
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考えれば考えるほど、何処に向かっているのか分からなくなる。 一切教えられていないシュベルスは道中で何度もエッセバに尋ねたが、しかし。
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簡潔に表現するならば、≪秘境にある要塞≫だった。 森の奥地に集落がある。これはまだいいだろう。エルフの里も、それと同じようなものである。
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