標題:
お前寝返ったのか
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作者:
tyy6tfjbq
時間:
2014-6-27 11:29
標題:
お前寝返ったのか
「私を捉えて何をする気だ! こんな人気のないところでっ」「だから」「や、それは不味いぞっ。私とお前は上官と部下という関係であって、そもそも今は大戦ちゅ」「聞けっつっとろーが」 樹楊、自分を抱き締めているミゼリアに固い拳骨を見舞う。 少々強く叩き過ぎたのか、ミゼリアは頭を押さえてへなへなと座りこんで唸り出した。藪から棒に、などと呟いているが今はこんな悠長な事に付き合っている暇などない。 樹楊は八の字に膝を折り曲げるとその上に腕を置いてミゼリアの視線の高さまで身を落とし、殴った頭を撫でてやる。少し涙目になっている所を見れば罪悪感も湧き出てくる。http://www.diesel.webhousenatal.com しかし、すっかり戦闘態勢に入っていたミゼリアは目の前の敵をびしっと指差し、「悪かったな、これでも急いで来たんだっ。でも待たせた事は謝ってやる……………………は?」gucci バック 樹楊らの態度に混乱し始める。樹楊と舌先が割れた男らを交互に見て、豆鉄砲だと余裕を見せていたが撃ってきたのは実弾だった事に驚く鳩のような顔で。
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弁解しようとする樹楊だが、ミゼリアは聞く耳を持とうとはしない。思考回路が滅茶苦茶になった所為もあり、マイナスの事しか思い浮かばないようだ。それでも何とか説明しようと試みるが、ミゼリアは依然としてあたふたしている。
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潜めた声でミゼリアは樹楊に告げる。ぐっと剣を握り締め、勇敢な背中を見せつけてくる自分の隊長は何とも頼もしい事か。しかし、樹楊。
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第二十九章 〜何処に堕ちても〜
1 ダラス連邦と大戦が始まってすぐに樹楊が向かったポイントは、自分を死地に追い詰める場所だった。何故そんな場所に来たのか、それをミゼリアに教えようとした時、二人の目の前に現れたのは深緑色の革鎧を纏う五人のダラス兵。
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「違いますって。これは」「まさか私を捕虜にするつもりでこんな所までっ」「だから、それを今から説明――」
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樹楊はミゼリアの肩を優しく叩いてやり、うんうんと頷く。演技で嘘っぽく流した涙を拭いながら。「ど、どういう事だっ。お前寝返ったのか?」
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ミゼリアは勇ましく剣を抜き払うと、護るかのように樹楊の前へと出た。「私が喰い止める。その間にお前は逃げろ」
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「よっ。待ったか?」「当り前だ。予定より五分も遅い」 まるで待ち合わせていた友に接するかのように片手を挙げる樹楊と、それに応える舌先が割れた男。そして胸にサラシを巻いただけの肌に革鎧を纏う女兵士は、木に背を預けて面倒臭そうに樹楊を見ている。
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