標題:
ジョーダン1
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作者:
dht5e1vfmjf
時間:
2014-6-27 10:50
標題:
ジョーダン1
ルーの報告に、少女はそのクルクルとカールした長髪をなじる。 どうしてそう言った造りにしたのか。おそらくは“賢者”の仕業であろう。だとすれば何か意図があるはず。……何故自分たちが城内から突撃できる可能性を棄てたのか。そこまでしてそんな造りにするメリットは――
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時刻は昼過ぎだったのが、もう既に暮れかけている。今までだって決して明るくはなかったのだ。日が沈んでは何も見えないだろう。「リューキぃ。まだかかるのかぁ?」「いや、もうすぐだ……ほら、見えてきた」 そんな中を、数十人で西へ西へと進む集団があった。黒髪の少年を筆頭とした、武装兵団である。 少年の隣には、冗談のようなサイズの斧を担いだ童女が一人。そしてすぐ後ろには、全員が長い道程で疲れ果てている中一人だけ悠々と歩く鉢巻の男。「おう、いい運動になるな!」「昨日からずっと歩きっぱなしで平然としてるお前が凄いよ……」 ふと竜基が背後を見れば、腕をしっかりと振り、汗を流しながらも必ず踵から土につけるといった歩き方をするガイアス。http://www.diesel.oursharedeurope.net「流石なのは私ではないわ。誰にでも思いつきそうで思いつかないことを実行する……賢人の条件と言っても過言ではないそれを、目に見える形でやってのけている。……うふふ、面白いじゃない」エアジョーダン激安「どうなさいますか?」「どうもしないわよ」 エリザと呼ばれた翡翠髪の第一王女は、フリルのついた扇を誇らしげに開くと口元を歪ませる。
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「頼もしいわ」 跪いたルーを満足げに見下ろしながら、エリザは呟いた。「アリサなんかに幸せを与えるものですか」
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「はい……密偵の報告ですと、城塞は堅固に、そして不可思議な兵器らしきものの他、複雑怪奇な造りの城壁を所有しているとのことです」
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「どうあがこうと、最後に笑うのは私なんだから」「不肖、このルー・サザーランド。お供いたします」
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「なるほど。寡兵での突撃は愚策と考えた上で、敵軍に衝車などの攻城兵器を使わせないためね」「……! 流石はエリザ様。そういうことでしたか……」
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荒野。一言で言えば、荒野だった。 目を凝らせば地平線上に申し訳程度の木々が見えるくらいで、辺り一面、黒く固い土で埋め尽くされていた。
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「複雑怪奇?」「なんでも、正面から城門が見えない造りになっているとか。内から城門を開いた場合、両脇に抜けることはできても正面には壁があり、突撃には向かない不可思議な造りだと聞いております」
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