標題:
gucci バック
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作者:
freutrdylz
時間:
2014-6-26 22:05
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「倉持優香か。確か、お前と一緒にジョーカー様で遊んだ友人だったな」 最後に送られてきたのは、優香の携帯を使って美月を呼び出した時のものだ。やはり、ただの脅迫文にしか見えないものである。この文章そのものからは、呪いのようなものは感じられない。
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「ただ……?」「ジョーカー様の正体は、間違いなく生きた人間だ。相手が幽霊や妖怪の類なら、こんな手の込んだ、その上、作り物じみた真似はしない」 そう言って、紅は美月の机に置かれていたメモ帳を取ると、そこにメールの内容を書き始めた。「まず、最初のメールだ。一見してただの数字の羅列にしか見えないが……読み方を変えてみると、どう読める?」「どうって……五十六万四千二百十九としか読めないけど?」「いや、もっと単純な話だ。語呂合わせのようなものと言ったほうが正しいか」http://www.hermes.stella-project.com 書込みの内容を印刷するよう美月に指示し、紅は次に美月の携帯を見せてもらった。送られてきた怪メールが残されているのであれば、それを見ておきたいと思ったのだ。キットソン「はい、これがメール」 美月の差し出した携帯電話を受け取り、紅はその画面に映し出されたメールを一文字ずつ丁寧に読んでいった。一つは一見して何の意味もなさそうな数字の羅列。もう一つは、ジョーカー様からの警告文とも受け取れるような内容のものだ。
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~ 六ノ刻 魂縛 ~
その日の放課後、犬崎紅は入間美月の協力の下、彼女の自宅にて一連の事件に関する情報を集めていた。
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例のサイトは、美月のパソコンのブックマークに登録してある。インターネットにさえ繋ぎさえすれば、いつでも掲示板を確認することができる。
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紅がまず注目したのは、美月がジョーカー様の話を知るきっかけとなった都市伝説関連のサイトだった。掲示板の書込みであれば美月の家のパソコンからでなくとも確認はできたが、可能な限り美月が見たまま、聞いたままのものを見たいというのが紅の意見だった。
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「これが、お前のところに送られてきた怪メールか」「うん、そうだよ。他にも、優香の携帯から送られてきたやつもあるんだ」
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「どう? 何か、分かったことある?」「いや、まだはっきりとジョーカー様の正体を断定できたわけじゃない。呪いの類も、この文章からは感じられない。ただ……」
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過去の書込みを検索してゆくと、そこには美月が書き込んだ挨拶の文も残っていた。それを見て、今までパソコンのマウスを握っていた美月の手が止まる。思えば、全てはここから始まったのだ。
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