標題:
イーライはかぶりを振った
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作者:
fxdhgyttje
時間:
2014-6-26 08:59
標題:
イーライはかぶりを振った
この場の戦士は〈墓守〉として無条件にかれを信じられる。が、この場にいるのは戦士だけではない。それに戦士であっても女は〈火神の墓守〉にはなれない。〈墓守〉でなければこの異様な雰囲気を呑みこめない。
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血の気の引いた顔でキッとウラルをにらみつける。「ウラルね? そのひとが何かしたんでしょう。ばけもの!」
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「俺は太古の昔よりこの国を守ってきた。ダイオの祖、英雄アレントをはじめ多くの将の体を借り受け、この力と祝福を授け、多くの戦いを勝利に導いてきた」 ぶわりと炎の気配がその場を包んだ。肌でも目でも感じることのできない、けれど確かにそこに存在する、光と熱気。「ベンベル国は強い。俺もまた多くの将の体を借り戦ったが、その力の前にコーリラ国を失い、このリーグ国をも失った。だが、ここにはまだ多くの戦士が残っている。一度は敗北したが、敵を知り優秀な味方を得た今、もう二度と負けはしない」 深紅のマントが風にあおられ荒れ狂う。「聖女は蘇り、俺はここに最高の器を得た。今日は記念すべき日だ。〈ジュルコンラ〉は旧き名を捨て、ここに新しく〈炎(フェスオ)の剣(・ソルド)〉の名を与える。そしてこの場にいる戦士のすべてを俺直属の部下〈火神の墓守〉とし、我が力と祝福を授ける!」 しゃらん、とダイオの剣が天を貫いた。http://www.diesel.istanbulescorthatti.org「ばけもの! フギン様を返しなさいよ!」 メイルはウラルに詰め寄りかけ、はっと周りを見回した。サッカースパイク アディゼロ「なによ……」 メイルは周りを見回しぶるりと震え。 悲鳴をあげて身をひるがえした。「イーライ、追え。部屋まで送っていってやれ」
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誰はばかりなく声をあげる。フギンがかばうように立ちふさがるが、ウラルは微動だにしない。凍りついたように、あるいは何も聞いていないかのように。そこに黙って立っている。
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「おとうさん」 これを、とめて。 イーライはかぶりを振った。厳しい目をして、きっぱりと。「どうして。あきらかに異常でしょう」
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ダイオの短い命令に、イーライは娘を追って出ていった。「メイルに限らずこの状況を不審に思う者も多いだろう。今まで隠してきたことを先に詫びる」
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かれはメイルを武器に使った。その反発をもって他の者の反発を抑えた。だから誰も止めなかった。父のイーライですら。
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ざわめき。「このひとは、だれ」 かれはフギンではない。かれはダイオではない。 メイルは後ずさる。真後ろにいた父イーライにぶつかった。
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