標題:
彼女たちの背後には燃え盛る廃墟があるだけのはずだった
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作者:
6777413fkv
時間:
2014-6-25 17:24
標題:
彼女たちの背後には燃え盛る廃墟があるだけのはずだった
「え、え、エリザ殿! あの宝石は何だったのですか!? 危ないところでしたよ!?」「……質問の意図が分かりませんが。暴走を抑える宝石と聞いています」
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「これは……」「―――――いけない! ラピス、逃げるわよん!」痙攣する宝石を見て、マーニャが叫ぶ。
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どちら様だろう、と疑問に思うセイレーン族のコンビに、どう説明をしようかラピスは悩む。だが、そんなことに割く時間はなかった。周囲が真昼のように明るかった。夜の闇が切り裂かれていたのだ。「…………報告。廃墟を中心として膨大な魔力エネルギーを感知」エリザが極めて事務的な言葉を紡ぐ。言われて背後を振り向き、ギョッとした。彼女たちの背後には燃え盛る廃墟があるだけのはずだった。「……悪魔の炎」誰かが呆然と呟いた。初めにその名称を思いついたマーニャのものだったかも知れない。だが、誰もが同じ単語を頭の中に思い浮かべていた。眼前の光景はそれほど圧倒的な暴力だった。炎の怪物。めらめら、と陽炎を周囲に浮かべ、漆黒の闇が灼熱の炎に照らされる。真昼のような明るさに誰もが言葉を失っていた。セリナの魔力とユーリィの魔力を吸い取った炎は宝石の中で一気に凝縮し、ひとつの生命体として生誕した。炎が生きているようだ、という表現があるが、現に目の前の炎の塊は生きていた。怪物が産まれてきたばかりの赤ん坊のように泣く。http://www.bvlgari.emecomachines.comラピスは廃墟を飛び出し、無表情で戦い続けていたエリザの首根っこをひっ捕まえ、強引に連行した。ヴィトン ダミエいきなりの暴挙に呆然としながらも、抵抗することなく引き摺られていくゴスロリ少女。廃墟を巨大な炎が飲み込んでいき、最後は全てを灰に還した。
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「…………?」追求してみるが、どうやら本格的に詳しい内容は知らされていなかったらしい。結果的に彼女の持ってきた宝石のおかげで助かった面もあるので、強く出られないところが難しいところだ。
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行動は早かった。爆弾そのもののような宝石を投げ捨て、ラピスがユーリィの身体を抱えて廃墟から脱出する。
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直後に轟音と雄叫びが木霊した。地面に投げ捨てられた宝石を宿主として、悪魔の炎が現世に具現化した。
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具体的な危機が分かったわけではない。ただ、嫌な予感を感じ取ったのだ。連想したのは噴火直前の火山、といったところか。
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「た、確かに暴走は抑えられたような気がしますが……ほら! それがしたちがいた廃墟が火の海ではないですか!」
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