標題:
死ぬかと思った
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作者:
yufohtrys
時間:
2014-6-24 16:03
標題:
死ぬかと思った
「く、ほざけ。一撃でだめならもう一度食らわせるだけだ」「やめて欲しいな。さすがにあんなのをもう一度防ぐ勇気も、実力も俺には無いんだ。だからあんな一撃が来る前にあんたを倒すぞ」
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勢いは過去最高、コンディションも悪くない。限界まで速度を上げ、ゼルバとの距離を詰めていく。「そんな特攻など私に効くと思っているのか!」 怒鳴り声とともに、先ほどの一撃同様に構えるゼルバ。その姿は本来のゼルバの大きさを2倍、3倍へと見せた。「思ってないさ。だけどあんたを倒す」 あと少しで奴の間合いに入る。悔しいがリーチでも奴のほうが上だ。俺が切りかかる前にこっちが切られてしまうだろう。 だったら素直に突っ込むなんてことはしないさ。 俺は左手を大きく振るった。「な!」 お堅い騎士にはこんな発想はなかったらしい。本来自分を守るための盾を切り離し、敵へと飛ばしているのだから。 ゼルバに飛んでいった盾は、俺よりも速いスピードで奴の間合いへと入った。スピードも重量もあり、奴を倒すには十分な威力を備えているものだ。ゼルバがもしこの盾をほうって置けば直撃し、大きなダメージを受けることは間違いないであろう。http://www.hermes.stella-project.com ガキン 幾度目かの金属音のぶつかり合い。俺の目が捕らえるのは、剣で、盾で防ぐ奴の刃だった。「な!」グッチ キーケース ゼルバが驚きとともに距離をとる。一撃でやれると思っていたのだろう。だが実際のところは俺に受け止められ防がれた。
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そう言い終ると同時に俺は地面を蹴った。蹴りだされた場所からは砂埃が上がり、軽いクレーターが出来上がる。
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瞬きすら遅く感じ、その剣先だけを俺の瞳が追っていく。(このままなら間違いなく死ぬな) 突如襲う悪寒、そして先ほどまで感じていた楽しみはすべて恐怖へと変わる。
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(そうだ、俺はまだ死にたくないんだ) 今から防ぐのは無理かもしれない。そうかもしれないとわかっていても俺は両手を奴の剣の前に突き出したのだ。
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「くだらん」 整った構えから剣が振り落とされる。一寸の狂いも無く俺の頭部めがけて振り落とされる剣は、まったく迷いが無い。
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これが人を殺すための剣術というものなのか。 その様子を俺はしっかりと確認することがなぜかできた。
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実力の差があまりにも大きいというのに。「あーー! 死ぬかと思った。いや間違いなく死んだなあれは。ゼルバの旦那よ。間違いなくあんたはさっきの一撃で俺を殺していたよ。ただ少しばかり俺の諦めが悪かったみたいだがな」
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