標題:
だがタシュアはそれ以上で、差が開くばかりだった
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作者:
1900690nav
時間:
2014-6-21 20:58
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だがタシュアはそれ以上で、差が開くばかりだった
「しっかりしなさい、シルファ」 不意に先生が厳しい声を出した。「あの子は……タシュアは、人を拒絶してる。
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けどシルファ、あなただけでしょ? そんなタシュアに近づくことが出来るのは。 だったらこんなところで油売ってないでほら、さっさと行って慰めてらっしゃい」
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「先生……」 どうするべきか迷う。 タシュアは、ひとりにして欲しいと言っていた。 なのにそんなところへ押しかけようものなら、嫌われてしまうのではないだろうか? 他のことはどうでもいい。ただそれだけが怖かった。 タシュアをなくしたら私は……。「シルファ=カリクトゥスっ!」「は、はいっ」 とつぜん鋭く名前を呼ばれて、思わず反射的に答える。「あなた、自分とタシュアと、どっちが大事なの!」「それは……」 考えるまでもない。 そして、気がつく。 自分がなにをすればいいのか。「先生、ありがとうございます」 そう言って立ち上がった。 足元がふらつく。「大丈夫? あなた意外に、飲んでたものねぇ。 ともかく、しっかりやってらっしゃい」 ムアカ先生に励まされて(?)食堂を出た。 急に動いたせいか、頭がぼうっとしてくる。 それでも真っ直ぐ、私はタシュアの部屋へ向かった。http://www.chloe.targittrial.net その問いにも答えられなかった。 落ちこんでいたタシュア。 それなのに私は、かける言葉さえ持たない。ケイトスペード バッグ タシュアはいつだって私を支えてくれるのに、私はこんな時でさえ力になれない。「私は……タシュアにとって、いったい……」
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それを知るたびに自分の無力さを思い知らされるのだ。「だけどタシュアは、あなたを必要としてるように見えるわよ?」
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少し酔っていたのだろうか? ついそんな言葉が口をついた。「タシュアに頼るばかりで、自分ではなにも……」
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Episode:62
「――どうしたの?」 私のグラスにまたワインを注ぎながら、先生が尋ねる。「私は……何もできないから……」
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昔、何があったかは知らない。あんな風になるんだから、おそらくとんでもないことなんでしょうけど。
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努力はしている。少しでも追いつきたいと、必死に努力はしている。 だがタシュアはそれ以上で、差が開くばかりだった。
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