標題:
「おい、気をつけろよ」
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作者:
Gughkitewj
時間:
2014-6-18 11:24
標題:
「おい、気をつけろよ」
内部は入り組んだ通路になっていて、そこらかしこに小さな部屋が存在している。その大部分は彼らの寝室となっているようで、ふと一室を覗き込むと数人の男達がいびきをかいて睡眠を貪っていた。
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そして、彼もまた同じ考えに至ったらしい。「引き返すか」「そうだね」 彼の提案に僕は同意し、僕達は来た道を戻り始める,
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。その時だった。
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「なんだお前等、新入りか」「へ、へえ。そうです」「ふーん。しっかし深くフード被ってんな」 どうやら幸いな事に、相手は僕達の正体に気づいていないらしい。「あの、ちょっとお聞きしたい事があるんですが」 作った声色で、少年が男に訊ねる。「ん、なんだよ」http://www.gucci.rouasalaps.com「……やべ」 しばらく通路を歩いた後、少年が焦りの表情を浮かべ、か細い声で呟いた。「この荷物、どこに運べばいいんだ?」sh-01e vivienne westwood「あ」 思わず僕も小さく声を上げてしまう。その通りだ。今まで何となく通路を歩きながら捕らわれの二人を探していたが、ずっと酒やら何やらを手に抱えていれば怪しまれるに違いない。かといって、今の時刻は夜明け前で、ほとんどの人間は眠りに落ちている。起きているのは外の門番くらいだ。
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「わっ!」「うおっ!」 僕達は角を曲がってきた人物に思わずぶつかってしまった。「おい、気をつけろよ」
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「そうだな。引き留めて悪かった。荷物を運んだらゆっくり休めよ」 あっさり門番は引き下がり、道を開ける。
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――バレなくて、良かったあ。 僕は心の中で安堵した。取りあえず、第一関門クリアだ。 正直言って、砦の中はそんなに異質な雰囲気というわけでも無かった。ろくに掃除もしていないようで埃だらけだし、ゴミはそこら中に落ちているけれど、ある意味では生活感に溢れているといえなくも無い。ごろつきのアジトという事で緊張して足を踏み入れたのだが、入り口近くの庭に干してある男物の下着を見た時、僕は何となく拍子抜けしてしまった。意外と、賊のアジトは庶民的な場所であるらしい。
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「ありがてえです。見張り頑張って下せえ」 小さく頭を下げる少年。慌てて僕もそれに倣った。そして、僕達は堂々と門をくぐる。
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「す、すいません」「面目ねえです」 謝りの言葉と共に頭を下げ、相手の顔を見る。その瞬間、僕の心臓は飛び出るくらいに跳ね上がった。恐らくは隣の彼も同じ感覚に陥っただろう。僕達と鉢合わせしたのは、ローリエンでいざこざを起こした三人組の一人だったのだ。
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