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作者:
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時間:
2014-6-17 21:27
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「何の事だい?」「……いえ、何でも無いス」 さっきのあれは一体何だったのだろうか。ヘスの頭に疑問が産まれた。指揮官一人であれば、あの体格から心臓疾患ということもありえるだろうが、あの場にいた全員、いや「憲兵全員」に同じような症状が現れていた。集団中毒にようなものか、それとも誰かが行使した「魔術」か。しばらく考えたものの、答えは何も出てこなかった。
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「えっ? 何スか? 最後の所聞こえなかったっス」「いや、何でもないよ! とにかく、ボディチェックを怠った憲兵も悪いわけだし、協会を通じて働きかければなんとかなると思うよ」
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「えっ?」「さっき出張所にいた、魔術師協会のガーランドさんを頼れば大丈夫かもしれない。君も故意で持ちこんだわけじゃないし、まだ未成年ということもある。そもそも僕はとばっちりだし……」
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殴られた頬を抑えながらハサウェイがヘスを呼ぶ。案の定唇を切っているようだったが大事には至っていないようでヘスは胸をなでおろした。
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偽りなく、非武装中立区画北部責任者のガーランド支部長に頼るのが解決に一番近づくとハサウェイは思っていた。憲兵と対等にやりあえるのは世界規模で権限がある魔術師協会以外には無いだろう。ただ、その後自分の身がどうなるかが唯一の心配といえば心配だった。口は災いの元とは良く言ったものだ。ハサウェイは己を悔やんだ。http://www.markenlogik.com「……それより、どうにかしてここを抜けだしてララちゃんと合流しないと」 ハサウェイが切れた唇を押さえ、しゃべりにくそうに話す。そうだ、あの豚野郎に捕まってしまう前にララを助けないと。自分が捕まっている事も、殺されてしまうかもしれないということも忘れ、ヘスはララの身を案じた。 オークリー メガネフレーム「何かいい方法は無いスか、ハサウェイさん」「……魔術師協会」 藁にも縋る思いで問うヘスに、ためらうようにハサウェイが言葉をひねり出した。今考えられる方法は一つしかなさそうだ。
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最後の「とばっちり」という部分はぼそぼそと小さくあまり聞こえないようにハサウェイは言葉を漏らした。
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冷たい牢を、時間を感じさせない静寂とヘスの荒い呼吸音が支配した。「へ、ヘス君」「……! ハサウェイさん! 大丈夫スか!?」
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「大丈夫。口が切れちゃったけど」「さっきの、何かハサウェイさんがやったんスか?」 ヘスは、憲兵達が胸を押さえてたあれ、とジェスチャーを交えながら問う。しかし、ハサウェイはきょとんとした表情を見せるだけだった。
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