標題:
「利夫さん――亜弥、大丈夫よね」「ああ、心配ないさ
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作者:
ehgffyTht
時間:
2014-6-14 13:23
標題:
「利夫さん――亜弥、大丈夫よね」「ああ、心配ないさ
「……あたし、ウソなんか言ってないから」 亜弥はポツリとそう言った。私は、聞こえないフリをした。 結衣ちゃんの後に亜弥もお風呂を出た。私は結衣ちゃんにおかしとジュースを乗せたお盆を渡した。2人は2階の亜弥の部屋へ向かう。私と利夫さんは、2人の姿を階段の下から見つめた。
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「一体、何があったの?」結衣ちゃんにつかみかかるように訊いた。結衣ちゃんが悪いわけではない。それは判っていたけれど、どうしても、厳しい口調になってしまう。
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「宮崎結衣ちゃんか。明るいし、礼儀正しいし、いい子じゃない、亜弥」「…………」「おかしたくさん買っておいたから、お腹が空いたら部屋で食べなさい。今夜はどうせ、おそくまで起きてるんでしょ? でも、食べすぎは太るから、ホドホドにね。まあ、幽霊のことなんか忘れて、今夜は楽しみなさい」
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利夫さんは救急車を呼ぶため、階段を駆け下りた。「亜弥! 亜弥!」 私が呼びかけても、亜弥は全く反応しない。
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「わ……判りません。眠っていたら、ギィ、ギィって、誰かが歩いているような音がして、でも誰もいなくて、怖かったけど、気にしないようにしてたら、そしたら、そしたら、泥だらけの赤いコートを着た女の人が現れて、亜弥ちゃんが……」 私、頭の中が真っ白になる。 泥だらけの赤いコートを着た女――まさか、本当に、貴美子さんの幽霊だというの? 亜弥だけでなく、この子まで見たなんて……そんな、ばかな! 利夫さんが階段を上がってくる。「救急車はすぐに来る。結衣さん。タクシーを呼んでおいから、悪いけど、今日は帰ってくれないか?」 結衣ちゃんは困ったような表情だったが、この状況ではどうしようもない。私はタクシー代として1万円札を手渡すと、半ば追い出すように、帰ってもらった。http://www.airjordan.235-28thstreet.com そして、居間に戻った。「利夫さん――亜弥、大丈夫よね」「ああ、心配ないさ。幽霊なんて……出るわけ無い。結衣さんがそう言ってくれれば、亜弥も、元気になるさ」ミズノサッカースパイク「そう……ですよね」 私はそう言ったものの、胸の奥の不安はぬぐいきれていなかった。 そして、その不安は的中する。
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うちのお風呂は狭い。ちょっと恥ずかしいけど、年頃の女の子に一晩お風呂を我慢してもらうのも悪いので、まあ仕方が無い。
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結衣ちゃんが振り返った。私達は深く頭を下げる。 どうか、亜弥をお願いします。どうか――何もありませんように。
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10月1日(日) AM1:38「おじさん! おばさん!」 深夜、結衣ちゃんの叫び声で、私達は目を覚ます。部屋に駆けつけると、亜弥は正気を失っていた。
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