標題:
「無茶をしおって
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作者:
dgx9gfygb
時間:
2014-6-14 10:29
標題:
「無茶をしおって
一部始終を見ていたヒスイも、そこまでは分からなかった。サイファに一撃を喰らわせたのは、一体なんだったのか。
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「無茶をしおって!」 イェンが怒鳴ったが、心なしか嬉しそうな様子だった。周囲では戦闘が行われている。だが熟練の兵士たちの前に、無統制の怪物たちは無力に等しかった。個別に撃破され、一時的な戦慄も収束を迎えている。
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「いいじゃないか」 サイファは鼻を鳴らす。「泣かせるじゃないか、それにずいぶん叙情的だ、実に私好みの展開だ……」
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「忌々しい……」――……「観念しなさい、サイファ」 照準を合わせたまま、ヒスイがサイファに呼びかける。「あなたきってのお願いだから、わざわざはるばるここまでやってきてあげたのよ? あなたにとっては、死んでくれている方が嬉しかったのでしょうけど」「それで勝ったつもりかね、竜の娘?」 サイファが閲兵観覧席(テラス)の縁に手をかけた。傷のためか、呼吸の度に肩が激しく上下している。「これから勝つつもりよ、サイファ」 ヒスイは撃鉄を上げた。「それに私は“竜の娘”なんかじゃないわ」「あァ?! ア、ハ、ハ、ハ、ハ……」 あからさまな嘲笑だった。それがヒスイの癪に障った。「まぁいい……どうしても勝ちたかったら、宮殿の中までおいで。私はそこで待つとしよう。本来ならばここで君たちが死んでゆくのを見物するつもりだったが、まぁ致し方ない。不具合はいつだってつき物だ――」やにわに、サイファは自らがまとっていたローブをひるがえした。それと同時に、広場全体が強い光に満ち溢れてゆく。http://www.airjordan.bishopbasterds.com「まだ終わっちゃいない」 ヒスイもそこへ視線をうつす。――……「ハァ……なるほど」 セフが喰らわせた一撃の“正体”を、サイファはようやく自分の胸部から引き抜いた。ディーゼル 財布 それは小さなダーツ……サイファが国従祭(モリオ)にとどめを刺したときに用いた、銀色のダーツだった。
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「どうなったの? もう終わり?」 混沌の最中で、エバが訊きかえす。「いや……」 矢をつがえつつ、ロイが再び閲兵観覧席(テラス)を見据えた。
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セフはそれを、ずっと握り続けていたのだ。サイファに復讐をするためだけに、ちっぽけなダーツを懐にしのばせていたのだ。
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怒りを込めてそれを投げ捨てると、サイファは再び手で合図をした。セフの長刀を握りつぶした従者が、その合図を見て宮殿の奥へさがってゆく。
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「大丈夫、大丈夫――」 握り締めた氷霜剣を、セフは鞘へ戻した。(サイファへの攻撃は氷霜剣じゃないのか)
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