標題:
そして、前を向くと…つかつかと歩き出した
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作者:
gfdre0vfzmf
時間:
2014-6-10 12:23
標題:
そして、前を向くと…つかつかと歩き出した
慌ててサラの後を追うギラ。「フン」サラはまた鼻を鳴らすと、「炎の魔神が、目覚めたことを報告に来ただけだ。傷を治したのは…いつまでも、血を流していれば、王のお心が乱れる」
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といっても、サラを傷付けるのは相当な戦力が必要だが。十字軍約5万の兵隊と1人で戦っても、少し血を流した程度だった。
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その為、姉弟のような関係になっていた。「……しばらく、距離を置くか」またしつこく迫ったら、今度こそ撃たれる。
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同じ時期に生まれたサラとギラは、ライが創った最初の魔神であった。 それぞれが、自分の片腕になるように。
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「…」しばらく無言で見送った後、ギラは頭をかいた。「何を苛立っておるんだか…人間の女でもあるまいし…」
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「フン」サラは鼻を鳴らすと、驚いているギラの横を通り過ぎた。「お、おい!サラ!勝手に、王の間に入って…人間の傷を治してよかったのか?」
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「サラ!」それでも、何か言おうとするギラに、サラは足を止めると、振り返り…右手を突きだした。
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それがわかっていたギラは、サラが向かった方とは逆の方向へ歩き出した。「うん?」体の向きを変えたギラの目に、アスカの姿が映った。アスカは、玉座の横で立ち上がると、穴が空いている壁の方に、ふらふらと歩いていった。「あ、あ」声を出し、アスカは小鳥の囀りが聞こえる方を目指していた。楽しげな鳥の声が、自分を呼んでいるかのように思えた。吹き抜けから入ってくる風が、アスカの全身に当たった。その感覚も初めてであり、とても心地良かった。だから、アスカにはその先が危険であるとは思わなかった。あと数センチ進めば、足下から床はなくなり…そのまま地面に落ちることなど考えていなかった。ただ…囀りの楽しさが、アスカの心をとらえていた。(私も…あなた方のように…)アスカは鳥を知らない。楽しげな声を出す存在としか認識できていないが、声の感じから悪意はないと思っていた。確かに、悪意はないだろう。しかし、その他もない。少なくとも、その声は…アスカには向けられていない。だけど、アスカが気付くはずもなかった。「……あっ」引力は突然、アスカの足を引っ張った。http://www.madridretiro.com「うるさい」突きだした右手が、スパークする。「サ、サラ…」自分を睨み付けるサラの苛立ちを感じて、ギラは後ずさった。エアジョーダン6「フン!」ギラが何も言わないのを確かめると、サラは右手を握り締めた。そして、前を向くと…つかつかと歩き出した。
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