標題:
ヴェルヴァイド様に勝手に触ってごめんなさい、陛下」
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作者:
gtripnjafk
時間:
2014-6-10 08:47
標題:
ヴェルヴァイド様に勝手に触ってごめんなさい、陛下」
今にも溶けてしまいそうなミルクチョコレート色の瞳で、親父は自分を見下ろす妻の真紅の目へとすがるような眼差しを向けた。 それを受けて、満足気に微笑む……俺の母親である赤の竜帝。「うふふ……触るのはかまわないわ。ただ、私以外にその可愛らしい泣き顔を見せないでちょうだいね?」「は、はい!」 あぁ、我が母親ながらなんつードS。 そしてなんつーアホな会話だ。 旦那はそんな阿呆な夫婦にも、まったく表情が変わらない。 まぁ、いつものことだしな。 つーか、旦那。 取りあえずその外套を拾って、丸出しな下半身を隠したほうがいいんじゃないですか!?「ダ……ダ、ダルフェ。お前は今すぐに発つべきだ!」 陛下がいきなり鼻息荒く言い、俺の両手をぐっと握った。「はぁ、まぁ、でも今すぐになんて無……」「今すぐだ!」 俺の言葉をさえぎり、陛下は言った。 http://www.cathkidston.cutellafriend.com「とっ、ととと父さんっ!?」 ああ、なんつーこった! 旦那を見上げる親父の顔に、旦那のイチモツが触れそうだ……息子として、切な過ぎるぜ!キットソン「お願いですぅうう~、ヴェルヴァイドさまぁあああ!」 なんとも際どい位置で思いっきり鼻をすすりながら叫ぶ父親の姿に、頭痛がしてきた。
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父さんの髪を左手で掴んでひっぱり、旦那から引き剥がした。 そして、自分の足元につがいの雄の身体を落として左足で背を踏みつけた。
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それを追う様に、黄の竜帝も去っていった。 赤の竜帝にかけた声には、あからさま過ぎる程の安堵の響き。
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自分の大陸に姫さんが居ないと分かった途端、これかよ。「……ダルフェ。大丈夫か?」 青の陛下が俺の左腕にそっと触れ、言った。
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そんな俺の気持ちを察してくれたのか、母さんが動いた。「ヴェルヴァイドから離れなさい、エルゲリスト」
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「だ、大丈夫で……ぐおっ!?」 俺の目にさらに衝撃的な光景が飛びこんできた。 両膝をついて旦那の左脚にすがっていた半べそ顔の中年親父(ひよこの着ぐるみ着用)が、がっちり抱き込んだ脚を支えにして上半身を……顔を上げたのだ。
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ふかふかした黄色いひよこの着ぐるみに、ピンヒールが突き刺さる。「ごめっ……ごめんなさい! ヴェルヴァイド様に勝手に触ってごめんなさい、陛下」
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この陛下は美人で優しい……黄の超音波娘に、陛下の爪の垢を飲ませてやりたい! 飲ませるっつーか、あのムカツクを口こじ開けてこの手を胃袋まで突っ込んでやりてぇ~!
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