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作者:
6777413fkv
時間:
2014-6-9 23:24
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「能力――! そうか、最初の説明で確かそんなことを言ってた……」 失念していると感じていたのは、このことだろう。何故説明を飛ばしてしまったのか。これでは智和と同じではないか。
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言い終わるが早いか、こちらに向けていた右手を振り下ろす。次の瞬間、彼女の前に指先から立ち上るようにして、身長と同じくらいの大きさで、三日月みたいな形の青いものが現れた。
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「なんだこりゃ……、感覚とか慣れとか、解説になってないだろ……」 端末に載せられていたのは、とても説明と言うことのできないものだった。どんな能力を持っているか、なんて最低限欲しかった情報すら載っていない。使い方も概念的なことしか書かれていない。 途方に暮れて視線を上げる。涼子がだんだんと加速しながらこちらに向かってきていた。「タンマ!」「タイムオーバー……」 大きく踏み込んだ一歩。いつの間にか彼女の姿が俺のすぐ目前に移っていた。そういえば彼女は剣道の猛者だったか。「くっ」 離れようとして飛び退く。が、いつの間にか前に出していた左足に足を掛けられていて、体をすくわれた。なんとか後頭部をぶつけるのだけは防ぎ、仰向けに倒れこむ。 倒れた俺の上に、立ったまま跨る涼子。右腕が高く掲げられる。中指を親指の付け根に当ててパチンと軽快な音を鳴らすと、右手の中にサッカーボール程の大きさの球状の青い炎が生じた。http://www.louisvuitton.au-naturelle.net「ッ!」 勢いをつけて横に跳んでかわした。青い刃が、先程まで俺がいた場所を通り過ぎていく。直後、背後から燃焼音と共に熱風が押し寄せてきた。see by chloe 半身を起こして後ろを振り返る。壁が真っ黒くなり煙を上げていた。 ――あれは三日月ではない。火。しかも非現実的な挙動で飛ぶ。
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あれを横向きに撃たれたら、俺の運動神経ではとても避けられない。 間に合うか? 急いでメニュー用の端末を開く。一ページに満たない説明を読み始めた。
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自ら光を放つそれは、地面と垂直に猛スピードで俺に向かって飛んでくる。揺らぐ景色。熱気。五感をもって危険なものだと察知する。
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そう、ここは他人を殺すゲームの中。コーヒーをすすりながらお喋りをするような場ではない。「タンマ! まだPT入ってなければ、ウチのPTに入らないか?」
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横目で涼子の様子を確認する。彼女は時間制限でも課したかのように、ゆっくりとこちらに向かって歩いてくる。
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「能力次第――かな」 慌てて説得を試みるが、涼子は聞き慣れない言葉を口にした。「能力……?」「見せてみな」
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