標題:
しろうさぎ
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作者:
gfdre0vfzmf
時間:
2014-6-9 17:54
標題:
しろうさぎ
その周囲を、シャーロッテ・ドンキー・アーク・セカンドを筆頭に、エクイテスの騎士たちが取り囲むようにして王の警護にあたっている。普段は晒一枚(さらしいちまい)のシャーロッテも、この時ばかりはさすがに騎士団の白コートを羽織り、正装姿をしていた。
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「おい、フォース。ファーストはどこにいってんだよ?」 シャーロッテが隣に立つシドへと言葉を投げた。
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「わからん。昨晩から行方を眩ませているらしい。あとトウェルヴスも……」「あの白兎(しろうさぎ)も……? なんだ、駆け落ちとか言うんじゃねぇだろうな」
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第二十七話 公開処刑。三人。
五月五日。午後三時。 首都レイファルス。公開処刑場ダムナシア。
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頭から布を被せられているため、足元しか見えない。両手両足に鎖と錠が付けられており、手足を自由に動かすこともできない。よたつき、歩くこともままならないその姿は、全てを失ったアリアの心そのものであった。
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全身に甲冑を纏った死刑執行人の一人が、アリアの背中を小突く。アリアは促されるまま、鉄でできた階段を一段ずつ登っていった。
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「ただ今より大罪人、極東の悪魔(アイスランド)の公開処刑を執り行う」 進行人の低くよく通った声が処刑会場である中央広場に響き渡り、ざわめいていた辺りが静まり返った。
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「駆け落ちかどうかは知らんが、この大事な任務にいないというのは問題だ。一体何を考えておるのやら」「はん。あたしには、あの男の考えはわかんねぇよ」「確かにな。む、はじまるようだぞ」 シドが顎で処刑台をさした。「公開処刑か……つまんねぇ死に方しやがって」「む、何か言ったか?」「別に」 シャーロッテは後ろ頭を掻き、渋々体をそちらに向け直した。「罪人(つみびと)を斬首台へ」 進行人が声をあげた。一人の執行人は斬首台を置き、アリアの首を掴んで跪(ひざまづ)かせた。アリアは抵抗することなく、されるがままに細い首を斬首台の上へと乗せた。http://www.diesel.cutellafriend.com やっとのことで階段を登り切り、アリアは処刑台に立った。次いで、執行人の二人がアリアの両脇に立ち並ぶ。一人は木でできた斬首台を、もう一人は斬首用の大剣を手に持って挟むようにして身構えている。diesel 時計 各地から広場に集まった七千人を超える見物人の視線が、アリアと執行人に注がれる。 一方、処刑台の正面数メートル先。式典用の赤絨毯と玉座が置かれ、そこに腰かけた国王グリム・レイ・ファルス十二世が、処刑の様子を窺っていた。
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