標題:
この頃の俺は、エリスから逃げ回っていた
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作者:
eiepeegby
時間:
2014-6-7 03:54
標題:
この頃の俺は、エリスから逃げ回っていた
5年か10年か……。 その間、何があったのか、よくわからない。 ただ、日記の内容がかなり軽薄なものに変わっていた。
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第百五十六話「日記 後編」
翌日。 日記の続きを読むことにする。 とはいえ、どうやらシルフィが死んでから、しばらく日記を書かなかったらしい。
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昨日読んだ所から紙質が変化していた。 書かなかった期間は1年か、2年か。 あるいは、もっと長いかもしれない。
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あれだけ一生懸命俺やザノバの教えを守ってきたジュリを、性欲のはけ口にしようと企んでいるのだ。 これが自分だとは思いたくない。 いや、俺ならありうるか。自暴自棄になって下半身を持て余して、顔も体も金もあるという今の状況なら……。 あと、エリスだ。 この頃の俺は、エリスから逃げ回っていた。 エリスもシャリーアに住んでいるらしく、出会う度に不機嫌そうな顔でぶん殴られていたようだ。 『そのうち捕まえて酷い目に合わせてやりたいが、復讐が怖いのでノータッチで行きたい』と書いてある。 ヘタレなことだ。 だが、エリスに対する複雑な気持ちのようなものも読み取れる。 この頃の俺は、まだ彼女とやり直したいと、少しは思っていたのだろうか。 シルフィとロキシーの事を考えると、真面目な恋愛のようなものが出来なくて、こんな形になっていたのだろうか。 書いてある内容と行動に、すこし齟齬がある気がする。 いくつか、不穏な事も書いてあった。 この頃の俺やザノバは、ミリス教団から賞金を掛けられていたらしく、賞金稼ぎや刺客がちょこちょこと顔を出していたらしい。http://www.dakota.pah-treatment.com 娼館めぐりをして、どこの店が一番だの。 まるでDQNのような日記だ。 かなりゲスい事も書いてある。ポーター 財布 ある日など、それまで抱いた女にランクまで付けていた。 本当に俺なのだろうか。 シルフィもロキシーもいなくなったら、俺はこんな風になってしまうのだろうか。
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アイシャ、ノルン、リーリャ、ゼニス、そしてルーシー。 そのへんの名前は、不気味なほどに出てこない。
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たまにザノバやジュリの名前が出てくるぐらいだ。 あろう事か、この頃の俺はジュリにまで目を付けていた。
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ともあれ、そうして何年かはそうやってナンパに生きていたのだと思う。 場所は明確には書いていなかったが、いくつか知っている店の名前が出てきたので、恐らく魔法都市シャリーアだろう。
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町中で見かけたネーちゃんの胸がどうの、ケツがどうの。 新しくできた酒場のウェイトレスを落とすだの。
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