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作者:
2711471iah
時間:
2014-6-3 12:19
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そして、賞っていうのはその一つの道だってことも理解しているつもりだ。 ……だけど、いざその門の前に立った今、それを叩く勇気を持てないでいる。 それは、書いたものが通用するしない以前に、自分が書いた物に納得できていないからで。 もちろん、保証なんていつまで経ってもできるものじゃないんだから、まずはぶち当たってみるっていう考えも分かる。 でも、今の僕はそれ以前の問題のように思えた。 書きたいものを書けているのか、読者に媚びているのか、それも分からない状態。 そんな中途半端な状態じゃ、何にもならないんじゃないかっていうのが、僕の考えだった。 もっとも、それすらも結論を先延ばしにする口実にしてしまっているのかもしれないけど……。 「……そっか。章くんがそう思ってるんなら、仕方ないよね。 章くんには章くんの考えがあるだろうから、私がどうこう言えることじゃないし。 でも―――」 そこで未穂ちゃんは微笑むと――― 「きっと見つかると思うよ。章くんの答えが」http://www.paulsmith.vigilsitics.com 事実、とあるライトノベルの賞用に書いている作品も一本ある。 意識の中にあるとは、そういうことだ。クロエ バッグ ショルダー その作品も、話そのものは完成していて今は最終調整の段階まできている。 要するに、完成寸前の状態ということだ。
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それが、夢への第一歩だと思うから」 「夢への、第一歩……」 そして言葉にも、同じく強い意志の光が秘められていた。
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もちろん、そうそう上手くいくほど甘いものじゃないってことは分かってるけど」 だが、未穂ちゃんの瞳には今までに見たこともないような強い光が宿っていて―――
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―――だが、そこまできていながら、筆は完全に止まっていた。 やらなきゃと思っていつも心に引っかかってはいるのだが、どうしても筆が動いてくれなかった。
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「章くんは? 章くんはプロとか賞とか、そういうのに興味はないの?」 「……どうだろう」 興味がないことはなかった。
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みんなには悪いが、生徒会の仕事や、それに漫研の手伝いだって逃げる口実にしているような、そんな状態だ。
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「―――自分に、納得できてないから」 全てはそれが理由だった。 僕だって前々から、通用するものならプロの世界に挑戦したいとは思っていた。
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「でも、漫画家になるのはずっと夢だったからね。 それに向かってできることなら、何でもがむしゃらにやっていきたいんだよ。
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