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時間:
2014-5-31 12:52
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舌が絡まったようなビーの自己紹介は、異世界人たちにも失笑された。ふたりが首から掛けた翻訳魔法の刻まれた宝珠は、実によくビーの言葉を彼らに伝えていた。
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(力みすぎ、だな) ダッツリーは隣のビーの脇腹を肘で突いた。びくりと身体を震わせた小心者が、会議卓の上にあった制御盤を叩く。記録用の術式が作動したという表示窓が浮かび、一秒二秒と数字が刻まれ始めた。
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事前に知らされていたこともあるが、種族ごと適した衣裳は異なる。皇国で画一的な正装を纏うのは、貴族か軍人、そして官僚ぐらいのものだ。
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「お集まり頂いて恐縮です。私は皇国移民審理局五等奏任官ダッツリー・ルルフェルト」「わ、私は、移民管理局の四等奏任官、ビー・トルツ。こ、今後の皆さんのお世話を、た、担当します」
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座ったクリューナに続けて、その隣の若い男が立ち上がる。 編み込まれた灰色の髪は整えられているし、紋様の入った長衣は、七人の中では一番正装に見える。「『紋誓』のギニ族。魔王チェルノ」 淡々とした自己紹介だけを行い、チェルノはすぐに座ってしまった。一度もビーたちに視線を向けなかった。http://www.sunglasses.vigilsitics.com「それぞれ、お名前を確認したい」 ダッツリーはビーを促して上座に座らせ、自分はその隣に腰を下ろした。資料を思い切り机の上に下ろすと、巨大な音と共に何人かの肩が震えたのが見えた。クロックス セール(何だ、やせ我慢か) ふてぶてしい態度を見せていた七人は、やはりというか若い部類の統治者のようだった。こちらの一挙手一投足に神経を集中し、少しでも自分たちの利益を確保しようとしている。
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会議室の中にいたのは、七人の男女だった。 それぞれがひとつかふたつ席を空けて、楕円の会議卓を囲っている。皮を鞣しただけの粗末な衣裳を来た者がいれば、幾つもの宝石を散りばめた派手な衣裳の者もいた。中には上下それぞれに帯び一枚という半裸としか言いようのない姿をした女性もいたが、ダッツリーもビーもそれに関しては大した驚きはなかった。
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「わたしは『尖兵』のクガ族の魔王。名をクリューナ。此度は我々を保護して頂いて感謝する」 クリューナと名乗った魔王は、明らかに『保護』の部分の言葉に力を入れていた。戦場で捕虜として捕らえられた場合、彼女たちの常識ではあまり良い扱いを受けられないのかもしれない。
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「どうぞ」 ダッツリーは重ねて促した。 すると、額に小さな角を持つ女性が立ち上がり、ふたりに向けて一礼した。
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